大学院教育
公共政策大学院
2008
経済政策論
佐々木 隆生(北海道大学大学院経済学研究科)
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大学院教育 経済政策論(2008)

教員
佐々木 隆生(北海道大学大学院経済学研究科)
概要

本科目は,公共政策の基本科目のうち,学生の知見を標準化するための前提科目の一つとして開講される.
経済政策に関し,財政・金融政策といった範囲に限定することなく,日本経済,世界経済の構造変化等学際的な視点から体系的に方向づけ,理論と実践を融合した経済政策の知識と応用力を形成することを目的としている.

講義資料
iTUnesU リンク
タグ
対象
1年次 公共政策大学院
単位等
選択,2単位
キーワード
シラバス

<授業の内容>

国家と市場に関する歴史と概念把握から公共政策としての経済政策の意味を明らかにし,その上で

(1)ミクロ的な市場機能を支える公共財供給と外的制限の解除(規制緩和),

(2)インフレなき完全雇用成長としてのマクロ経済均衡の意味と政策手段・制度,

(3)ミクロ・マクロ両面にわたる対外経済政策について,

①自由放任(レッセフェール)と不況,

②ケインズ的裁量政策とスタグフレーション,

③新古典派を基盤とする規制緩和

の3段階での歴史的経済政策の展開に即して明らかにする.

 

<授業の方法>

あらかじめ教材を配布した上で,講師が教材を中心に説明を行うが,適宜質問を受け付けるほか,重要事項についてはディスカッションなども行い,文献理解と実践課題研究についてのレポートを課す.
講義は,①関連分野(歴史,政治,法等)との関係,②基礎的な経済理論の修得,③現実の諸問題への対応を強く意識して行い,学生の公共政策を担う上での総合性,理論的基盤,問題意識と政策立案能力の基礎を養う.

 

<スケジュール>

講義は半年,15回から構成される.
第1週~第3週 1.市場と国家

§1.国家と何か-公共性の領域 •ステイトとしての国家の誕生とその意味
§2.市場の特質と市場の失敗 •市場の特質としての普遍性と不完全性
•市場の失敗
•国家に相対する市民社会
§3.国家の市場への依存と干渉
§4.経済政策の諸領域

第4週~第6週 2.市場と経済政策

§1.市場機能の前提としての公共財供給 •市場のインフラストラクチュアとしての制度
§2.市場の失敗と公共財供給 •市場の・不完全性と競争の不完全
§3.公共財供給をめぐる諸問題 •公共財の供給基準(1)経済理論から
•公共財の供給基準(2)価値選択から

第7週~第10週 3.マクロ経済均衡と経済政策

§1.マクロ経済均衡-インフレ無き完全雇用 •マクロ経済均衡の意味
§2.財政政策 •課税と政府支出
•財市場の均衡と財政
§3.金融政策 •金融・資本市場の構造と中央銀行
•貨幣市場の均衡と金融政策

第11週~第13週 4.対外経済政策

§1.構造政策 •保護貿易政策の意味と妥当性
§2.マクロ的対外均衡 •国際収支と為替相場

第14週~第15週 5.グローバル化の中での経済政策-「国際政府無き国際公共財」問題

 

<評価の方法>

定期試験60%,レポート30%,出席10%によって評価する.

 

<教材>

「講義ノート」,「参考文献」と「資料」を講義に際して適宜配布する.
また,講義の進行にしたがって,参考文献の中から必読書を指定する.

備考
学生による動画紹介レビュー

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