大学院教育
公共政策大学院
2008
国際経済学
Inernational Economics
佐々木 隆生(北海道大学大学院経済学研究科)
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大学院教育 国際経済学(2008)

教員
佐々木 隆生(北海道大学大学院経済学研究科)
概要

前提科目としての経済政策論、国際公共政策学、根幹科目としての国際政治経済、ミクロ経済、マクロ経済、金融政策を踏まえた公共経営コースならびに国際政策コースにおける展開科目として1年次に開講される。グローバル化の中での国際経済関係の構造と動態を広く国際貿易、国際要素移動、国際マクロ経済にわたって理解させ、国際社会の枢要を占めるわが国における公共政策と対外経済政策のあり方、現代の国際経済社会の安定と成長に妥当なレジーム・制度と政策のあり方を考察する基礎を与える。

講義資料
iTUnesU リンク
タグ
対象
1, 2年次 公共政策大学院
単位等
選択,2単位
キーワード
シラバス

<授業の性格>

前提科目としての経済政策論、国際公共政策学、根幹科目としての国際政治経済、ミクロ経済、マクロ経済、金融政策を踏まえた公共経営コースならびに国際政策コースにおける展開科目として1年次に開講される。グローバル化の中での国際経済関係の構造と動態を広く国際貿易、国際要素移動、国際マクロ経済にわたって理解させ、国際社会の枢要を占めるわが国における公共政策と対外経済政策のあり方、現代の国際経済社会の安定と成長に妥当なレジーム・制度と政策のあり方を考察する基礎を与える。

 

<授業の内容>

市場経済は国際経済関係を形成する普遍性を有する。国民国家を媒介にした国際貿易と国際要素移動(特に国際資本移動)はその主内容をなし,講義の前半では、それらがもつミクロ・マクロ面での正の効果(生産・消費の最大化と国民経済がもつ成長限界の克服など)と負の側面(窮乏化成長や近隣窮乏化、マクロ的寄生化など)を理解させ、問題解決の妥当な国民的政策のあり方を教授する。
貿易と要素移動によって結合される国際経済システムは、国民経済面からは国際収支と為替相場によって統括され、グローバルには国際通貨体制にみられる適切な国際公共財供給によって統合される。講義の後半では、このような国際マクロ経済学と国際公共財論について教授し、特にグローバル・エコノミーにおけるマクロ経済的安定のあり方をサミット、地域経済統合に即して検討する。

 

<授業の方法>

1.テキストはホームページに掲載し、講義資料(統計等)はあらかじめ配布して予習させる。(予習)
2.講義では、数理的モデルを含む分析的理論を歴史的現実に対応させながら理解させる手法を用いる。(理論と現実の関係重視)
3.講義では、国際経済学を国際政治など公共政策全般にかかわる他の分野と関連付け、広い理論的・歴史的視野の中で国際経済学を学習させることを促す。(他分野との関係重視)
4.各章ごとにレポートを提出させ、それに従う討論を行い、双方向授業を実現するとともに、オフィスアワーとeメールを利用した質疑により個別指導を行う。(双方向授業と個別指導)
5.レポートは、(1) 講義において示す参考文献に即した文献研究、(2) 講義との関係でのケーススタディの2つからなり、国際経済学の一級の文献理解能力とそれを応用しての政策立案能力を育成する。(公共政策立案の基礎的能力の育成)

 

<スケジュール>

講義は半年間,週1回で15回からなる.
(第1回) 第1章 グローバリゼーションと国際経済学

第1節 グローバル・エコノミーの形成
第2節 国際経済学と市場の普遍性
第3節 経済的な国際的相互依存関係の歴史的変動
第4節 国際経済学講義の課題と構成

(第2回~第3回) 第2章 国民経済と世界市場

第1節 不完全市場としての世界市場の基礎:国民経済とその歴史的性格
第2節 国民経済の有界性と世界市場の複合的性格

(第4回~第7回) 第3章 国際貿易

第1節 国際貿易の利益

・リカードゥ,ヘクシャー=オーリン=サミュエルソン・モデルに基づく貿易利益と世界経済均衡,ドーンブッシュ=フィッシャー=サミュエルソン・モデルによる拡張
・パシネッティ・モデルに基づくマクロ経済的貿易利益

第2節 国際貿易にともなう緊張関係と貿易政策

・交易条件問題
・動学的不安定性問題
・関税および輸入割当政策,管理貿易政策

(第8回~第10回) 第4章 国際資本移動

第1節 国際資本移動の利益

・ ケンプ=マクドゥガル・モデルに基づく世界経済均衡
・ 成長経済における国際収支制約と国際資本移動の利益

第2節 国際資本移動の問題点

・国際資本移動の不安定性と偏在性

第3節 労働移動の利益と緊張関係

(第11 回~第15 回) 第5章 国際政府なき国際公共財供給問題

第1節 国際通貨体制

・適切な為替相場と制度選択

第2節 国民的経済政策の射程と国際公共財

・政策割り当て問題と国際的な政策の相互依存

第3節 過渡期にある国際経済社会・国際経済システム

 

<評価の方法>

80%以上の出席とレポート提出を前提とし、レポート内容と質問による講義への参加を40%、定期試験成績を60%で評価する。

 

<教材>

教材はホームページに掲載し、適宜ダウンロードできる「国際経済学講義ノート」を用いる。また、統計類を集積した「講義資料」を配布する。また、参考文献として、佐藤秀夫『国際経済の理論と現実』(ミネルヴァ書房)、クルーグマン-オブズフェルド『国際経済I、II』(新世社)を用いる。

備考
学生による動画紹介レビュー

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