「ひらめき☆ときめきサイエンス」

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表層には暖流が、その下には寒流が流れる北日本の海にくらす生き物たちのルーツは極東ロシアやアラスカなどにあります。そのため、関東以南には生息しない寒い海に適応した仲間たちが主役です。今、地球規模で進行している急速な温暖化は、北日本に生息する生物に対し、生息温度の変化や南方からの生物の侵入により、その子孫の維持が困難になる可能性があります。
暖流に乗ってやってくる南の魚(クロマグロとセトヌメリ)と、北海道に定着している(アイナメ属魚類)を教材に、講義とシュノーケリングによる採集や観察を体験し、海の生物研究の大切さを楽しみながら感じてもらいたいと考えています。
スケジュール
・2009年8月8日
9:00 受付(北海道大学総合博物館分館前集合)
9:10 開校式
9:20 科研費と本事業の説明
9:30 講義1-北海道の魚たち
10:30 博物館見学
11:00 出発
バス内で昼食
12:10 北大臼尻水産実験所到着
12:30 講義2-臼尻の海の特徴/実習の説明
ビデオによる解説(セトヌメリの産卵/アイナメの産卵)
13:30 実習1-シュノーケリング・フィッシングでアイナメ類をとる
15:30 実験1-DNA の抽出実験
17:30 前浜定置網で獲れるクロマグロ形態観察/解体/夕食
20:00 実験2-DNA 増幅実験/風呂
22:00 就寝
・2009年8月9日
5:30 (定置見学)
8:00 朝食
9:00 実験3-電気泳動
11:00 実習2-シュノーケリング地曳き網
12:30 昼食
13:30 実習3-魚類査定実習
15:00 発表会
15:50 修了式(アンケートの実施、未来博士号の授与)
17:00 バス函館キャンパス到着-解散

教員: 矢部 衛(水産科学研究院)、宗原 弘幸(北方生物圏フィールド科学センター) 開講年:2009 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 北方生物圏フィールド科学センター, 水産学, 水産学部 講義投稿日:2017年8月9日

皆さんの普段食べているお魚は,資源に限りがあります。おいしいシャケやホッケ、イクラやキャビアが食べられなくなるかもしれません。いつでも食べられるように養殖するには,魚を育ててその魚から子どもを作る必要があります。大学では,どのように魚の卵ができるのかを詳しく研究して,効率よく魚に卵を産ませる方法を考えています。当日は、「魚の卵を科学する」と題し、大学の講義室で最先端の研究を分かり易く紹介します。また、フィールドセンターでサケ・マス類の人工授精を体験して頂きます。幻の魚、チョウザメやイトウの飼育現場も見学できます。どのような研究が行われているか,実際に目で見て体験してみませんか。

<スケジュール>
・2009年10月25日
(函館キャンパス)
9:20 挨拶(挨拶・科研費と本事業の説明)
9:30 講演「魚の卵を科学する」講師 原 彰彦
10:20 質問コーナー
10:30 休憩
10:45 北大水産学部研究室見学
11:15 北大北方生物圏フィールド科学センター
七飯淡水実験所に移動(借上バス)
12:00 昼食、サケ・マス類の採卵作業の説明
13:00 サケ・マス類の採卵作業・魚体解剖観察
14:30 休憩
14:45 七飯淡水実験所見学・解説
15:45 北大水産学部に移動(借上バス)
16:30 修了式(アンケート記入、未来博士号授与)
17:00 解散

教員: 原 彰彦(北海道大学大学院水産科学研究院) 開講年:2009 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 水産学, 水産学部 講義投稿日:2017年8月9日
サケは海からの贈り物

サケは川で生まれて海に降り,大海原でエサをたくさん食べて,体が十分に大きくなると生まれた川に戻って産卵し,子孫を残してその一生を終えます。川をさかのぼって産卵するとき,サケはクマやワシなどの陸上動物に食べられたり,死体が分解することで,海の豊富な栄養素や物質を陸域に運びます。まさに,サケは海からの贈り物です。皆さん、自然の中でのサケの役割を学び、そして、そんなサケの様子を道南のユ-ラップ川に行って観察してみませんか。
スケジュール
8:40   受付開始(北大水産学部)
9:00   開会式
9:10   北大水産学部を出発
11:00  遊楽部川上流に到着。シロザケの遡上やオジロワシの観察会
12:15  遊楽部川中流へ移動。橋の上からシロザケの観察
12:45  八雲町総合保険福祉施設シルバープラザへ移動,昼食
13:30  帰山教授による講義
14:30  講義終了,質疑応答
14:40  原研究院長による修了証書「未来博士号(水産科学)」の授与式
15:10  北大水産学部へ出発,車内でアンケート記入
17:00  北大水産学部到着・解散
リンク
北海道大学水産学部
日本学術振興会

教員: 帰山 雅秀(北海道大学国際本部北極域研究センター) 、 矢部 衞(北海道大学大学院水産科学研究院)、 工藤 秀明(北海道大学大学院水産科学研究院)、 清水 宗敬(北海道大学大学院水産科学研究院) 開講年:2008 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 北極域研究センター, 水産学, 水産学部 講義投稿日:2017年8月9日

近年、栽培が広がっているベリー類を材料に、品種改良のための最新の研究紹介と実際の作物を味わい、触れて、さらに花粉を交雑させて品種改良に挑戦します。受講生の体験を重視し、農場に出て実物に触れる時間を多く取り、現場で測定等の実験を行います。
講義では、品種改良の研究を進める上で重要な植物の受精の仕組みについて一緒に考えます。実験では、最新の顕微鏡設備を使って花粉が伸びる様子を観察し、生命現象の神秘とそれを追究する研究について体験します。

受講生が実際に交配させた果実は、完熟後に送付し、自宅で栽培してもらいます。質問等はブログ形式のホームページで随時公開してフォローアップを行います。

【スケジュール】
2010年7月31日
9:30-10:00  受付(北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場に集合)
10:00-10:10  開講式(あいさつ、オリエンテーション、自己紹介)
10:10-10:20  科研費と本事業の説明
10:20-10:50 【体験】大学農場でベリーに親しもう!(ベリーの収穫と味見・栽培現場を歩きながら作物に触れる)
10:50-11:00 (木陰で休憩・水分補給)
11:00-12:00 【実験・実習】圃場でベリーの交配実験に挑戦! (圃場での質疑・応答)
12:00-13:00  昼食 (大学院生を交えて)
13:00-13:30 【講義】ベリーの育種最前線 (講師:星野洋一郎)
13:30-15:00 【実験1】生きた花粉が伸びる様子をとらえよう。 (質疑・応答)(途中休憩) 【実験2】果実の糖度、pHを調べてみよう。
15:00-15:30  クッキータイム、フリートーク・アンケート記入
15:30-15:45  修了式、「未来博士号」授与
15:45     解散

教員: 星野 洋一郎(北方生物圏フィールドセンター) 開講年:2010 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 北方生物圏フィールド科学センター, 農学 講義投稿日:2017年8月9日

私達の体の中には何万種類というタンパク質が存在しています。食べ物を消化する時、バイ菌をやっつける時、筋肉を動かす時、タンパク質はいつも忙しく体の中で働いています。私達の研究室ではタンパク質の結晶を作って、タンパク質の立体構造“カタチ”を調 べています。当日は、最初に講義室でセミナー「タンパク質とは何か」を行い、タンパク質の生命現象における役割をご紹介します。その後実験室に移動し、皆さんにタンパク質の結晶化を体験してもらいます。昼食後は当日作製した結晶と塩化ナトリウムの結晶の観察を行います。最後にセミナー「タンパク質のX線結晶構造解析」を行い、タンパク質の立体構造がどのようにして得られるのかについてご説明します。さあ、私達と一緒にタンパク質の結晶を作って、タンパク質の“カタチ”を調べる仕組みを勉強してみませんか?!

・2010年9月23日
8:30  集合
8:30-9:00   実験室へ移動・自己紹介
9:00-9:15   科研費の説明
9:15-9:50   実験「ピペッターの使い方の説明・練習」
9:50-10:10  講義「結晶化方法の説明」
10:10-11:30  実験「結晶化」
11:30-11:50  講義「結晶化の原理説明」
11:40-13:00  昼食・研究室見学
13:00-13:20  講義「タンパク質とは?」
13:20-13:40  講義「X線結晶構造解析について」
13:40-14:40  実験「結晶観察」
14:40-15:00  考察
15:00-15:30  クッキータイム
15:30-16:00  修了式
16:00 解散

教員: 田中 勲(先端生命科学院)、喜多 俊介(生命科学院) 開講年:2010 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 理学/自然科学, 理学部 講義投稿日:2017年8月9日

皆さんは身の周りに沢山の細菌が存在していることを知っていますか。口、皮膚、腸管等、体には沢山の細菌が住みついています。また校庭の土や流しの周りや、こうやって吸い込む空気にも細菌が存在しているのです。”病気になっちゃう!!”と思って口を塞いだあなた。大丈夫です。ほとんどの場合、害はありません。病気を起こす細菌はほんの一部です。例え害のある細菌が体に入り込んだとしても体に元から住みついている細菌のおかげで容易には病気にはなりません。さて、身の周りに沢山いる細菌は様々な環境でどのように生きているのでしょうか。 一緒にその細菌を見て、ふやして、そして感じてみましょう!

教員: 山口 博之(保健科学研究院) 開講年:2010 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 医学/保健学, 医学部 講義投稿日:2017年8月9日
~PCRと電気泳動で米の品種を特定する~

遺伝子には、生命をつかさどる情報がたくさん書き込まれています。科学技術が進歩したおかげで、植物や動物、わたしたち人間の遺伝子に書き込まれている、全ての情報が明らかになりました。遺伝子の情報がわかれば、さまざまな生物のもつ特徴を理解することができます。遺伝子研究の基本実験技術として世界の研究者がPCR 法や電気泳動法を利用しています。

このプログラムでは、調べたい遺伝子を人工的に増やすPCR 法と、その大きさを分析する電気泳動法を利用して、私たちが普段食べているお米の特徴を調べます。分析結果をパズルのように組み合わせて、お米のもっている遺伝子コードを解読しましょう!

教員: 出村 誠(先端生命科学研究院)、塚本 卓(生命科学院)、北村 優紀(生命科学院)、高橋 里佳(生命科学院)、木戸 浩貴(生命科学院)、藤井 敦彦(生命科学院)、柴崎 宏介(生命科学院)、倉田 拓郎(理学部) 開講年:2011 タグ: japanese, ひらめき☆ときめきサイエンス, 公開講座でさがす, 理学/自然科学, 理学部 講義投稿日:2017年8月9日
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