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タイトル
第2回 進化から見た病気 ~「ダーウィン医学」のすすめ~
Instructor
栃内 新(北海道大学大学院理学研究院)、 楢木 佑佳(北海道大学大学院理学研究院)
Outline
進化論の考え方に基づいて病気を考えると、ヒトがなぜ病気になるか、なぜ治るのか、なぜ薬が効いたり効かなかったりするのか、なぜヒトの身体は完璧ではないのかなどといった疑問が次々と解けていく。風邪をひいたときの発熱、くしゃみ、鼻水といった諸症状はうっとうしいものであるが、ウィルスから体を守るために進化の過程で獲得した大切な防御反応である。また、腰痛は二足歩行に対する代償と考えられる。
人の一生というスケールで見る病気とは違った、生命38億年というスケールでヒトの病気を捉えなおそうという「ダーウィン医学」を、サイエンス・デザイナーの楢木佑佳さんの解説図とともにわかりやすく紹介する。
第2回三省堂サイエンスカフェin札幌
日時 2009年5月8日
場所 三省堂書店札幌本店内UCCカフェ
Course Materials
‡ これらの資料は制限資料です。
Tags
Japanese, Sanseido Science Café in Sapporo, Search by Public Lecture, Faculty of Engineering, Physical Sciences/Natural Sciences
Note
<教員紹介>
・理学研究院 准教授
栃内 新
1951年、札幌市生まれ。北海道大学理学部卒業後、同大学院に進学、理学部助手、講師を経て、現在同大学院理 学研究院准教授。理学博士。同大の科学技術コミュニケーター養成ユニットのスーパーバイザーも務める。専門分 野は動物発生学・免疫学・進化学。編著書に『新しい高校生物の教科書』(ブルーバックス)、共著に『ヒトの遺伝の 100不思議』(東京書籍)などがある。
・サイエンスデザイナー
楢木 佑佳
北海道大学理学部卒業。現在、北海道大学大学院 理学院 自然史科学専攻 多様性生物学講座 博士(後期) 課程3年。2008年3月に同大の科学技術コミュニケーター養成ユニット第三期本科修了後、科学を親しみやすい絵 や図で紹介するサイエンス・デザイナーとしての活動を開始。さまざまな大学のポスターやパンフレット、科学本の挿 絵などを手がけている。
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