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タイトル
蛙学への招待
Instructor
鈴木 誠(北海道大学高等教育推進機構)
Outline
今から約3億6000万年前のデボン紀に、暖かい沼地の浅瀬から勇気ある両棲類の先祖(ユーステノプテロン)が陸を目指しました。この水圏からの脱出、つまり陸上への進出は体重を支えるための骨格の劇的な進化と、空気中の酸素を獲得するための未完成な肺の誕生につながり、私たちヒトの今日の存在の基礎となったのです。本講座は、現存する両棲類の中で特異的に進化した無尾目を、形態や生態、繁殖戦略や鳴き声といった生物学的側面と、絵本や物語また食文化といった文化的側面から分析し、激変する両棲類周辺の環境を通して総合的に両棲類を捉えようとするものです。文系理系を問わず、授業を通して将来研究者として必要な問題解決の視点と手法をマスターすることも目的としています。
Course Materials
‡ これらの資料は制限資料です。
Tags
Japanese, General Education Courses, Search by Undergraduate School, Physical Sciences/Natural Sciences, School of Science
Target
1年次~ 文学部,教育学部,法学部,経済学部,理学部,医学部,歯学部,薬学部,工学部,農学部,獣医学部,水産学部
Units, etc.
演習,選択,2単位
Keyword
両棲類、無尾目、蛙、形態、生態、進化、文化、環境、問題解決能力、学生主体型授業
Note
「蛙学への招待」は、多くの先輩たちの努力によって築き上げられてきた屈指の人気授業である。最後は学生が自ら教材研究を行い、教官に代わって授業を行うという画期的なスタイルで進められる。そのために現地調査や取材、各種編集作業やリハーサル等、授業のための努力とモチべーションが要求される。知的好奇心や体力も必要であろう。学生はある程度の覚悟が必要である。また、多くの授業場面で作業を伴う。なお、本年度は水田や野山での実習や施設見学など特別研修も予定しており、休日の出動がある。
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