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昨年9月に発足した新政権は2020年までに90年比で温室効果ガスを25%削減することを公約するなど、非常に積極的。国内的には高い削減目標の実現可能性に対する疑念、国際的にはポスト京都の枠組みづくりにつき先進国と途上国の対立が続き、目標実現には様々な努力が必要。市民としては政府の 政策対応や国際的な動きにのみ注目するだけではなく、生活のあり方を見直す観点から、温暖化防止に何をなしうるかを考えなければならない。
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教員:
石井 寛(北海道大学名誉教授) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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白亜紀のベーリング海峡には、しばしば北米とアジアとつなぐ陸橋が出現し、北米とアジアの間を恐竜が行き来したと考えられている。北米大陸の最西端に位置しているアラスカは、北米―アジア間の恐竜の関係を研究する上で、非常に重要なフィールドである。また、極域という特殊な環境のため、そこに生きていた恐竜の生態にも注目が集まっている。本セミナーでは、極域に位置するアラスカ州を中心に、恐竜の移動と生態について紹介する。
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教員:
石田 祐也(北海道大学理学研究院) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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-将来構想を考える-
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今回の土曜市民セミナーは、北海道立開拓記念館・札幌市博物館活動センター・北大総合博物館の3館の共催によるフォーラムの「第1回合同セミナー」となります。
「北海道の博物館の未来-将来構想を考える-」というシリーズセミナーを展開していきます。
1回目は「博物館におけるスクールサービスについて」をテーマに、複数の講演者を交え、北海道の博物館の在るべき未来構想について語っていただきます。
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教員:
松枝 大治(北海道大学総合博物館)、吉崎 元章(札幌芸術の森美術館)、大原 昌宏(北海道大学総合博物館) 、田山 修三(札幌市文化財保護指導員)、横藤 雅人(北海道生活科・総合的な学習教育連盟) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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法医学は「法律上の問題となる医学的事項を考究し、これに解決を与える医学」と定義されています。一般的には、マスコミで取上げられるような刑事事件の被害者の死因などを調べる仕事をしているものと捉えられていると思いますが、法医学は一般市民の日常生活の意外と近いところにあります。このような法医学について紹介します。
また、本博物館に所蔵されている網走市モヨロ貝塚遺跡から出土したオホーツク人骨を検査したことがあります。ここで法医学を使ってどのようなことが分かったかを紹介します。
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教員:
寺沢 浩一(北海道大学医学研究科) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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今日ほとんどの人が化石エネルギ-の燃焼に伴う炭酸ガス排出によって地球温暖化が深刻化することに強い危惧を持っています。地球温暖化のシナリオが、地球環境の数学モデルとして妥当性あるのかどうかは、必ずしも研究者間では一致してはいません。しかしこのままエネルギー消費が指数関数的に継続増大すれば、間違いなく温暖化が到来することは異論のないところです。
このセミナーでは市民レベルで設置した風力発電システムの経験談などを紹介し、太陽エネルギーを中心とする再生可能なエネルギ-利用の種類とその有効性或いは実効性を探ってみます。同時に私達の生活環境で炭酸ガス削減にどう係わるかなどを一緒に考えてみたいと思います。
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教員:
伊藤 雄三(元北海道大学情報科学研究科) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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…常夏の島…
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トリニダード トバゴ共和国はカリブ海列島の南端に位置し、2つの主な島から成ります。
1492年のコロンブス到着に始まる植民の歴史で、トリニダード トバゴは主にアフリカ系 及び、インド系住民が創り上げました。
住民の系譜のこの二重性によって、食文化・音楽そして文化そのものがなお、それぞれに独自性を保ち、かつ 絡み合ってひとつの独特のものを作り上げています。(スチールパンやカリプソ、ソカ、リンボなど。) 豊かな天然資源とマンパワーによって、トリニダード トバゴは、この地域の発展の推進力となっています。
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教員:
Roshan Mahabir (医学研究科) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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博物館には、数多くの標本があります。しかし、それらの標本を見ているだけでは、その価値を知ることは難しく、パネルにある説明文や写真、モニターに映し出される映像など標本を補完するツールのおかげで気づきや標本の見方を知り、理解することができます。特に、自然や産業、文化遺産など実物展示が難しい場合や標本が見つかった当時の状況、人の肉声を紹介するインタビューなどでは映像の持つ特性が発揮されます。今回のセミナーでは、博物館の中での映像とはどのような役割があるのか、どのように作られているのか一緒に考えていきたいと思います。
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教員:
藤田 良治(オープンエデュケーションセンター) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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「動かざること山の如し」という言葉がありますが、一方では「桑田変じて滄海となる」という言葉もあります。地球の年齢(46億年)の時間スケールで見ますと、地球表層部(深部も)は常に千変万化しており、山が海になるどころか大陸が移動し、互いに衝突もします。北海道の背骨といわれる日高山脈では、地球の内部や地表で起こるいろいろな出来事(地殻変動)がよく観察できます。また、隆起した山脈は「出る杭は打たれる」の喩えのように、風雨により侵食されます。講演では、日高山脈を例に山脈の生い立ちの一例を紹介するともに、山脈ができたことによる影響についてもお話しします。
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教員:
在田 一則(総合博物館) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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~北の都の一千万年史~
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札幌の中心部は豊平川の扇状地の上に成り立っていますが、豊平川とその流域は「命をつなぐ水」、「憩いの緑」、建築用の石材、鉱物資源(豊羽鉱山)など、明治期以来、札幌市・市民に多大な恩恵をもたらしてきました。鉱物資源・温泉・地震・カイギュウ化石などに関連して、自らの足・手・眼で直接確かめた地学的データを基にしながら、豊平川流域の地質を明らかにし、一千数百万年前までの地史を語ります。合わせて、直下型地震の発生や地震動で問題となる札幌の地下構造・地盤の成り立ちについて解説します。
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教員:
岡 孝雄(アースサイエンス株式会社) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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~サッポロカイギュウと賑やかな仲間たち~
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人類が登場するはるか以前の札幌の歴史は、地下の地層に閉じ込められています。その世界を垣間見せてくれるのぞき窓となるのが、地表を削り地層を露わにしてくれる日本有数の急流豊平川です。 2003年、豊平川の中流域(小金湯)からカイギュウという大きな動物の化石が発掘され北太平洋に生息した大型のカイギュウ類の進化と系統を明らかにしました。豊平川からはその後も次々と新たな化石が発見され、札幌の海の時代とそこに生きた仲間たちの姿を明かにしつつあります。
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教員:
古澤 仁(札幌市博物館活動センター) |
開講年:2010
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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豊平川が注ぐ石狩川河口付近の海辺から花をたずねながら源頭のハイマツ帯までさかのぼってみます。湿った低地には沼と共に湿地の植物、扇状地上に広がった札幌市市街地は帰化植物がほとんどなのでここはパス。代わりに周囲の藻岩山や桜山、柏ヶ丘などを尋ねて中流域の山間部へ。定山渓付近で幾つかの支流を分け、その源頭部は標高1000メートルを超える山が連なっていますが、基本的に山頂部はハイマツ帯。遅くまで残雪の見られる所には思いがけないお花畑が・・・。豊平川を囲む地域に固有種こそありませんが、山あり沼あり岩場ありの環境からして植物相は想像以上に豊かです。
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教員:
梅沢 俊 (植物写真家) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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札幌の市街地から20km以上離れた定山渓温泉は、明治6年にライマンにより報告された「北海道地質測量報文」にも記載されており、歴史があり、北海道を代表する大規模温泉地の一つです。一方、市街地にある温泉は昭和50年代以降にボーリングにより開発されたもので、生活圏内にあり利便なことから急激に増加し、現在では銭湯やマンションなど約50施設で利用されています。ところが、この市街地に隣接した藻岩山、円山、荒井山、手稲山のふもとに、明治から昭和初期にかけて8つの温泉利用施設がありました。温泉は自然湧出や定山渓から引いたもので、古い資料などから、その全貌を明らかにします。
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教員:
藤本 和徳 (総合研究気候地質研究所) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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博物館にあるさまざまなモノは、コト(=事/言)つまり情報とセットになって初めて意味をもちます。モノが具体的で目に見えるのに対し、コトは不確定で捉えがたい面があります。それぞれをハード/ソフト、あるいは理系/文系の対比で捉えることもできるかもしれません。「総合」博物館とは、まさにモノとコトの総合でもあります。総合博物館初の文系館長がコトへのこだわりを語ります。
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教員:
津曲 敏郎 (文学研究科) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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「蝶は花の蜜を吸い、花は蝶に花粉を運んでもらうことで、両者はお互いに利益を得ている」- 広く知られるこうした理解は間違いではありませんが、詳しく調べると両者の関係はけっして固定的ではなく、環境や相手の振る舞いに応じて変化するダイナミックな関係であることがわかってきました。本講演ではまず、昆虫と被子植物が互いに影響を及ぼし合ってきた進化の歴史を概観します。また身近な例として、セイヨウオオマルハナバチの移入によって生じる問題などを取り上げます。これは現在進行中の流動的な現象であるため、正しい答えを示すというよりも、様々な側面を見ることで自然を複眼的に考えるきっかけになればと思います。
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教員:
稲荷 尚記 (総合博物館資料部) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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鱗翅目(チョウ目)は顕花植物と共に進化してきた昆虫です。その幼虫の大部分は顕花植物を食べて成長し、成虫は花の蜜を吸うものが多く、顕花植物とは切っても切れない関係にあります。したがって、あの薄い葉の中の組織だけを食べて成長するガの仲間がいてもなんら不思議は無いのですが、ハモグリガ類の話をすると信じられないと思う人が多いのも事実です。今回、お話するホソガ科も、その殆どの種類の幼虫が葉の中の組織だけを食べて成長を完了するハモグリガ類の仲間です。したがって、成虫(ガ)になっても非常に小さく、世界最小のガの一種も、このホソガ科にみられます。しかも、幼虫は成長に伴って葉の中の食べる部分を変え、形態や摂食方法を変える種類もいます。鱗翅目(チョウ目)の中で、このように形態変化(可変態)をしながら成長することが知られているのは、ホソガ科を含めてわずかのグループに限られています。この講座では、ホソガ科の様々な形態変化と分類の関係を中心に、私がたどってきた研究の道筋を織り交ぜながらホソガ科の話をしたいと思います。
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教員:
久万田 敏夫 (元農学部) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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アフリカで最も狭い国の1つベナンは、多数の民族をかかえながらも民主化を果たし、また、ブードゥー教など豊かな伝統的な文化が息づいている大変ユニークな国です。今回のセミナーでは、これまでのような型にはまった報告ではなく、ドラム演奏やパフォーマンス等を交えて、アフリカの今日を紹介します。陽気な、そして奥深いアフリカの雰囲気を味わってください。
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教員:
Orou Matilo Timothee Bio Augustin (環境科学院) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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企画展示「クラーク博士と札幌の植物」の内容紹介を行います。
クラーク博士は1876年7月31日に札幌に到着し、翌年4月16日には札幌を離れました。この間に、札幌農学校の礎を築き、実学主義・フィールド主義を実践したことで知られています。本展示では一昨年(2009年)にアメリカと日本で「再発見」されたクラーク博士とペンハローが札幌周辺で採集した維管束植物と地衣類の標本を公開し、北大に脈々と伝わるフィールド主義の原点をご紹介します。あわせて、日本の植物が植えられているマサチューセツの様子や、クラーク博士関係の手紙なども紹介する予定です。
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教員:
高橋 英樹 (総合博物館) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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バイカル・北海道考古学プロジェクトの取り組み
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人類は、大陸から島嶼まで多様な環境に適応した独自の文化を生み出してきました。
しかし、この適応行動には、大きな転換点が存在したことが知られています。その一つは季節的環境変化の大きな北方圏への進出であり、もう一つは海洋環境への適応でした。
この夏、北の花の浮き島と呼ばれる礼文島に世界の11カ国の大学から研究者と学生が集い、環境変化と人類文化の多様性を調査する国際フィールドスクールがスタートしました。
地球規模での環境変動と文化的多様性、大陸から島への移住行動と民族形成など7年にわたる長期プロジェクトで何を明らかにしていくのか。動き出した国際共同研究の意義を解説します。
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教員:
加藤 博文 (アイヌ・先住民研究センター) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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四方山話(よもやまばなし)
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とかくつまらないもの、役に立たないものの例えに使われる“ 石” ですが、私たちの身近にある岩石・鉱物は人間にとって色々な意味で重要な存在でもあります。今回は、私たちの日常生活の中で意外なところで利用され恩恵を被っている身近な“ 石” について、幾つかの例やエピソードを交えて紹介すると共に、今や21 世紀の人類にとって最大の課題でもある特殊な岩石が関係した資源問題についても言及します。
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教員:
松枝 大治 (総合博物館) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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人文科学は結局のところ、人間とはなにかを追求する学問であり、自然科学は、人間の存在基盤・条件を解明する学問だと考えられます。考古学は、人間活動の結果残された物的資料によって、その活動を復原・推定し、人間の歴史を理解する学問です。わたしたちの暮らす北大キャンパス-札幌の街-石狩低地帯から考古学的に北海道の歴史を考えてみましょう。
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教員:
天野 哲也 (総合博物館/理学院) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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「地衣類(ちいるい)とは何か?」「自然界における地衣類の役割」といった、ごく基本的な知識から「ひとに与える地衣類の価値と役割」「有名な日本の地衣類学」また、3月3日より開催される企画展示『クラーク博士と札幌の植物』に関連し、「北海道の地衣類学におけるクラークの研究の役割」「絶滅の恐れがある地衣類」など、普段あまり聞くことのない『地衣類』の世界について、詳しく、そしてわかりやすくお話します。
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教員:
スヴェトラナ・チャバネンコ (総合博物館) |
開講年:2011
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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福島第一原子力発電所の事故から2年。福島の環境修復から生じる除染廃棄物、発電所内の溶融燃料、汚染水、原子炉の解体で生じる廃棄物等の安全な処理・処分が大きな課題となっている。ここでは、通常の運転の末に役目を終えた原子炉の廃炉方法とその技術、廃炉で発生する解体廃棄物の種類と物量、使用済核燃料の再処理方法とその利点などを解説する。また、現在進められている放射性廃棄物の処分方法とその安全性を整理した上で、福島の復興と未来の地球環境のために我々が為すべきことを考えたい。
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教員:
小崎 完(北海道大学大学院工学研究院) |
開講年:2012
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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アホウドリの歴史
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アホウドリ。この気の毒な鳥の名前をみなさん一度は耳にしたことがあるでしょう。翼を広げると2 mを超えるこの海鳥は、地上では動きが鈍く、またヒトを恐れません。19世紀末ごろから羽毛採取のために乱獲され、一時は絶滅したと考えられました。現在、主に伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島の南小島・北小島で約3,000羽が繁殖しています。遺跡から発掘された骨の分析から、アホウドリは過去に日本列島に住んでいた人々にも盛んに利用されていたことが明らかになりました。DNA解析など様々な視点で遺跡から出土した骨を分析する科学、考古動物学からこの鳥の歴史について考えます。
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教員:
江田 真毅 (北海道大学総合博物館) |
開講年:2012
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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現代日本にくらす私たちは、食べ物をどこから獲得しているのか、を考えてみると、主食の米はともかくとして、穀物、肉類、野菜など外国からの輸入品がひじょうに多いことに気づかされます。現在、話題になっているTPPへの参加如何によっては、外国からの輸入食料品がさらに増える可能性もあります。私たちはなぜ、食糧を外国に依存するようになったのでしょうか。話は第二次世界大戦前後にさかのぼります。 昭和史という長い時代のなかで私たちの食糧の問題を考えてみようと思います。
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教員:
白木沢 旭児(北海道大学大学院文学研究科) |
開講年:2012
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講義投稿日:2017年8月9日 |
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TPP=Trans-Pacific Partnership Agreement(環太平洋連携協定)は、2010年3月から交渉が開始され、今年12月に第15回の交渉会合が開催される予定です。交渉参加国は米国を含む11ヶ国に拡大し、21分野にわたる幅広い交渉分野を設定しています。日本のTPP交渉「参加」をめぐる動向は、昨年11月11日の野田首相会見で大きな節目を迎え、それからおよそ1年が経過しています。現在は「参加協議入り」という段階であり、日本はまだ正式な「参加表明」はおこなっていません。TPP交渉は難航していると伝えられています。交渉の対立点や日本のTPP交渉「参加」をめぐって考えなければならない問題点を整理してお話ししたいと思います。
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教員:
東山 寛 (北海道大学大学院農学研究院) |
開講年:2012
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タグ:
japanese, 公開講座でさがす, 土曜市民セミナー, 総合博物館, 農学, 農学部 |
講義投稿日:2017年8月9日 |